熱望されている8月大相撲モンゴル巡業は延期か?
8月下旬に開催予定の大相撲モンゴル巡業が延期の可能性が議論されている。先のモンゴル国民大会議の総選挙の結果に対し、不正があったとして起こった抗議行動が暴動化し死傷者が多数でたため慎重論が出ているのだ。この選挙に野党から出馬しトップ当選した元小結旭鷲山(ダバー・バトバヤル)が選挙結果と抗議行動がモンゴル巡業に影響が出なければ良いがと心配している。一方で、わざわざ日本にやって来て、「巡業をするには不安定な時期だ」などと相撲協会に現地情報を伝えたようだ。これに朝青龍が怒っている。巡業開催場所に朝青龍の買い取った国立サーカス場が予定されているからだ。選挙の混乱に続き今度は利権か金か。いずれにせよ、朝青龍、白鵬と横綱二人を輩出するなどモンゴル人たちがここ数年の日本大相撲を盛り上げて来たとの自負が、凱旋興行を実現させたい熱意になっているのだ。
朝青龍が買った元国立サーカス場
思えば、日本人にとって情けないくらい大相撲は外国人だらけだ。モンゴル人の活躍は嬉しいのに悲しい。いつの間にこうなったのだろう。日本はどこへ行くのか。高度経済成長とGNP世界第2位を築いた時代がハングリー精神を忘れさせ軟弱を増大させた。実は少子高齢化を背景として経済の停滞と格差社会の人間的歪みを生んで来たのだ。しかし、それも日本人自らが世界に向けて作って来た社会なのではないのか。日本の国技の場をモンゴル人が席巻しても良いではないか。開発途上国からやって来た出稼ぎ労働者なのだ。少子化で不足する未来の日本の労働力を国境を越えて迎え入れなければならない時代がやって来ているのだ。もっと大きく世界を見よう。世界は人間的つながりをもっともっと必要としているのだ。モンゴルの大草原の砂漠化が進み自然が衰退している。地球的規模の温暖化とその被害は一つの国だけでは解決しないところまで来ている。日本人もモンゴル人も水と食とエネルギーの未来を協力して考えよう。
丘の上から見下ろしたウランバートル市内
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