2008/5/19 月曜日

セレゲレンPuntsagdash Sergelen、長野朝日村に有機農業研修

filed under: みかみ — mikami @ 16:58:35

2008年4月3日〜6月
モンゴル語教室の講師アリュナーのお母さんセレゲレンが日本に農業研修に来ました。私たちの知人のいる長野県朝日村です。モンゴルの子どもたちに、自分たちで作った美味しい無農薬野菜を食べさせたいという思いから日本への農業研修を決断したそうです。日本語は出来ませんが英語のできる彼女は研修を迎え入れていただいている村の人たちにすぐに馴染み毎日農作業に励んでいます。
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朝日村での歓迎会         くるみ荘の前で

研修受け入れ先のくるみ荘ご主人からの手紙が届きました。
「セレゲレンさんは元気に研修中です。休日には、糸の会のイベントに参加したり、マレットゴルフをしたり、にじます釣りに行ったり、松本城でお花見をしたりと楽しい日々を送っています。
畑のほうは、耕運機の運転、草刈り器の運転をこなし、種まき、ビニールマルチ掛けもできるようになりました。また、これまで経験の無いパン作り、ケーキ作りも出来るようになりました。
パソコンも一台貸してあげていますので、インターネットも可能です。SKYPEでの国際電話もしています。ジャパンタイムスも購読中です。モンゴル人は環境順応が出来るのだと語っています。畑仕事は面白いようです。多くのことに興味を持っていて、中古車の商売をしたい、木の二階建ての家を自分で作りたいなどなど。それにしても勉強家です。見習わなければと思います。
とても綺麗好きで、そこらじゅうを掃除してくれています。逆に言うと、汚い家で申し訳ないということです。猫には少し閉口しているようですが、フレキシブルな対応が見られます。
本当はどうなのか言いませんので分かりませんが、楽しそうに毎日を過ごしています。」

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耕耘機のセレエゲレン        ネギの苗植のセレゲレン

急速に砂漠化の進行するモンゴル。確かに黙っていると中国の野菜が無尽蔵に入ってくる。それも場合によっては水準を超える農薬漬けのものだ。粗製濫造の薬品漬け野菜は危険だ。子供たちにとっては特にそうだろう。これに対するセレゲレンの無農薬、有機農法の野菜を子供たちに食べさせたいという願いはすばらしいと思う。だが、数千年の移動型遊牧民の生活文化に定着型農耕を入れても良いのだろうか。草原をつぶしての過度の畑作は遊牧する地域を制限するばかりでなく、冬季、降雪や雨の少ないモンゴルでは掘り起こされた大地は砂漠化し砂塵を宙空に舞い上がらせて行く。地球温暖化がこれに拍車をかけて行く。黄砂の元となるものはここでも生産されて行くのだ。4月のウランバートルは砂塵の嵐で薄暗く街が土煙の中に沈んでいた。世界の水と食料とエネルギー危機を巡る戦争、暴動。富めるものもそうでないものも、押し並べて限定された時間は共通にやってくる。調整し解決して行く策はないのだろうか。モンゴルの温暖化、乾燥化と対峙しながら次の世代へのささやかな環境づくりを目指したい。セレゲレンの農業研修もこのことの一助になれば良い。

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