子供たちを取りまく環境が再編期に入っている。子どもたちはどうなるのだろう。
9月2日
日本最大のNGOのモンゴルからの撤退が今年になって伝えられた。モンゴル政府の支援策により子どもたちを取りまく環境の整備が進められている。子ども権利センターの全国子ども施設の調査が進められ教育、財務のチェックがなされ報告書がアップした。一定の条件に満たない施設が大半で改善がなされなければ閉鎖指示を出すしかないという。現在や今後も出て来るであろう捨てられた子どもたちはどうなるのだろう。華やかな経済成長の影の部分として甘受して良いものか。
オユンナ基金も組織の再編成があった。オユンナが日本から帰国し名実とも代表業務に携わることになった。Temmulel(オユンナ基金の運営する孤児院)はどこへ行くのか。この施設に通って6年になる。新しく入って来る子。親が見つかり家族の元に帰って行く子。そしてある年齢になり卒園して行く子。みんな社会に適応しちゃんと生き抜いて行けるのだろうか。6月に草原の旅に連れて行ったソッダーは母親が見つかり弟を連れて退園して行った。嬉しい話なのだが施設は淋しくなる。奨学生のエンフチメグとボロルマーの他に2人の大学生がいる。彼女たちはやがて施設を出なければならなくなる。アルバイトをしながら4人で共同生活をする話も出ている。学費捻出の一番厳しいエンフチメグを第2回奨学生に決定。彼女はオットゴンテンゲル大学の日本語学科でトップの成績を修めている。

第2回奨学金の授与(エンフチメグ)と奨学金領収書
3年目になるビニールハウスはイギリス人訪問者の協力で厚い丈夫なビニールに張り替えられ頑強になっていた。もちろん、今年もきゅうりは立派に育ち試食したが非常に美味しかった。子どもたちがしっかり面倒を見ていてくれることが嬉しい。ビタミンを摂取する、水やりなど毎日野菜をていねいに育てようという行為は定着型農耕民族化への道になるのだろうか。その正否は?

ハウスのアルタンとウンドラー 美味しそうに育ったきゅうり
仕事でお世話になっている株式会社イマージュから支援物資として子どもたちに撮影サンプルの靴などを頂いた。少しお姉さんっぽいものが多かったがセレクトしTimmulelとLotusに寄贈した。年頃の少女たちは日本の若い女性のトレンディな靴に大喜び、眼の色を変えて自分の好みのものを物色していた。この風景を見て将来、服飾雑貨の販売などを目指したショップを開けるようになると良いと思った。情報発信、コミュニテイ空間、日本語教室を実施できるようなオーガニック軽食食堂を兼ねたものになればもっと良い。Heart of Mongolia子ども基金のショップだ。彼女たちの就業環境を整えることにもなるだろう。

靴を履いてポーズを取る少女達 IMAGEへのお礼状
この日、新しい施設の取材に行くことができた。ソンギノハイルハン地区のゲル集落にあるエルデムセンター(プルスルン代表)。日本や韓国の人たちの援助で運営しているらしい。パグンジャフ先生に会い話を聴くことが出来た。建物は40年くらい前のものを使用している。初期は私たちが交流しているオユンナ基金が使用していたのだそうだ。この施設には10代の子どもたち20数名がいる。兄弟で捨てられた子どもたちも多く収容されている。病気がちな子。成長の遅い子。精神的に不安定な子。さまざまな問題をかかえているという。モンゴルの子どもの施設には宗教や財政問題など不透明なことが多いといわれている。良く下調べをして交流すべき相手かどうか判断したい。

エルデムセンター
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